「日本人のためのイスラム原論」(小室直樹)
読んでみました。
特に、キリスト教から資本主義が生まれた理由がとても勉強になった(この部分はマックス=ウェーバーの理論)。逆に、かつて世界文化の中心として栄華を誇ったイスラムが、なぜ近代的な発展を遂げることができなかったのか。そこまで深く深く考察されていました。オススメです。
ただ、世間で言われている話と余りにも乖離しているので、理解するには時間をかけてゆっくりと咀嚼する必要があると思います。
狂人と呼ばれた小室直樹氏ですが、実は学問の正統をゆく方であった事は多くの識者が評価されています。
「理解できない」にも、「言っていることがめちゃめちゃだ!」と「自分の能力では難しい。」の二種類あります。
そういった意味で、自らの無知を恥じたいと思います。